夢の国「関ジャニズム」(妄想童話)
「あーーー、毎日が嫌や、消えたい。誰かキラキラした夢の国連れてってくれへんかな、もう」
少しずつ溜まっていた日々のストレスを、つい、口に出してしまったこの日。
公園のブランコで現実逃避をしていると、目の前に怪しいお兄さんが現れて
「お望み通り、連れてったるわ」
指をパチンと鳴らしました。
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「俺、RYO言うねん、ほんでここ夢の国。暗いやろ、嫌やねん俺は太陽の下で暮らしたいねんけどな、あ、ついたわ」
顔に似合わない関西弁を使いこなす怪しい男RYO。
着いた、と言ったそこには陽気な案内人がおりました。
「Hey,yo-yo!お前はcuteとsexyどっちがほしいんだyo!」
突然のことに困惑し、RYOに助けを求めようとしますが、いつの間にか姿が見えなくなっていました。
よく分からないまま、Sexyを選んだあなた。
連れていかれた先で、妖艶に髪をかきあげる男と出会いました。
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「愛が欲しくて 君が欲しくて」
と歌う妖艶男。
すると不意に、
「このマルという花に似た男を探しなさい」
というRYOの言葉を思い出しました。
「マルって花に似た男、知ってる?」
「西に行くといいよ」
最後までSexyな人でした。
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西に進むと、派手な人形のような男に出会いました。
その弾ける笑顔に、心が緩みました。
「マルって花に似た男、知ってる?」
しかし、周りの人形たちと顔を見合わせてわちゃわちゃするだけで、なにも答えてくれませんでした。
一度優しそうと思ったものに無視されたことで、一気に心細さが襲ってきました。
だんだんお腹もすいてきて、泣きそうになっていると、RYOと同じような格好の、少し胡散臭い男が現われました。
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「どうしたん、お姉さん。あーそっか、お腹すいたんやな、分かる分かる。こっちおいで、おいしいもんあげる」
低く、甘い声でした。
やっぱりどこか胡散臭いと思いながらも、完璧な笑顔に引き寄せられ
案内されるままに着いていきました。
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すると現れたのは、彫刻のような二つの美。
胡散臭い男と、年齢不詳な男が踊っています。
「誰も踏み込めない君だけのrule」
とりんごを投げられました。
お腹が空いて仕方なかったあなたは、ありがたく受け取って、齧り
「あかーーーーーーーーーーん!!yo!!!!」
付こうとしたら、さっきの陽気な案内人が現れて、止めてきました。
「それはダメだyo、毒りんごだyo!…………ああもうええわこの喋り方!
あの兄ちゃんらな、RYOの仲間のフリして、幻想に溺れさして壊す奴なんや、気いつけや!」
「バレたか………」
そうつぶやいて、二人の男は消えていきました。
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「誰も、おらんなったやん……もう、ええわ、そもそも花みたいな男ってなんやねん、ぼやっとしすぎやん……全体的に意味分からんねん……」
諦めて、薄暗い道に寝転んだあなた。
するとどこからか力強い歌声が聴こえてきました。
顔をあげると、そこには髪はないけど美しい男が。
「モドカシイなら全て打ち砕け」な気持ちになってきて、もうどうにでもなれ!!と
「マルって花に似た男、知ってる?」
と尋ねました。
「あそこに、おるわ」
彼が指さすほうを見ると……
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RYOの言う通り、あの花のように可憐な男が立っていました。
「………ん?……あの人、どっかで……
あ、あーーーーー!」
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「気付いた?そう、アイツ、お前が3番目に会うた人形と同じ奴やで。普段はあんな表情やねんけど、人前に出るときは、あの笑顔で、みんなを幸せにしてるねん」
「こう、上手く言えへんけどさあ……お前の笑顔で、誰かを救ってることも、あるんちゃう?
やから、消えるなんて言ったらあかん。お前も、誰かの“マル“なこと、忘れんなよ」
そう言い残して、RYOは消えていきました。
♪~小さなことは全て超えていこう
まるごと楽しむことにしよう
夢の国で出会った7人の男たちが、円を描きながら歌っています。
この曲が終わったら、この国ともお別れです。
「またしんどなかったら、帰っておいで。
だからそれまで、頑張れ、見守ってるから。」
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おーわーりーー!!!
夢から覚めてからもう考えられへんかった!!
展開めちゃくちゃやしなんかもう色々おかしいけど、だって夢オチやからさ!!
めっちゃ錦戸担か丸山担か?って感じやけど、私は大倉担です!(大声)
ちなみに自分のこのツイートと、リプのせいで書きたくなったやつ
@akka85516
うわーー怪しき男・亮さんから渡されたお花・マルはあなたを夢の世界へ連れて行きます……戻ることはできません…
— 縄文人 こじこじ (@26mrMRing25) 2015, 5月 22
はああ今日も全力で大倉くんが大好きで、全力でジャニヲタでした!幸せです!おやすみ!